幼少期の頃身内の結婚式で生まれて初めて飛行機に乗っていった大都会に魅了された。そこは、気品ある白金の街に感激をした。
そしてその頃からいつかこの街にふさわしい男になることが目標になる。
高校を卒業してからは、それに向かいがむしゃらに働いた。自分が志す漆喰職人として仕事の証を作りたい。
自分しか作れない最高の漆喰を制作することを決意する。試行錯誤を繰り返し、数えきれない挫折中で引退を考えることもあった。
そんな時にもう一度港区白金に訪れる。そこで見た庭園の屋根の漆喰にヒントを得て地元に帰りこのシロガネを作り上げた。
これから四国徳島で屋根工事に関わるものとしてこの四国に大都会の庭園の美しさを作りたい。
いつしか自分の夢は自分の仕事になっていた。
- 淡路島生まれ徳島育ち岡田 龍
高校卒業後、淡路島にて職人を目指して修行を始め、経験を積んでいく。その中で、暮らしを守る屋根工事をより良いものするためには職人としての技術だけでなく、使用する道具や漆喰なども大切であると考え、独自で開発も行う。
漆喰は昔ながらの素朴な自然素材。住まいに適した本物の自然素材を選ぶことでシックハウス症候群などの健康被害から大切な人を守ってください。無垢の木や漆喰、和紙など、呼吸する自然素材は集う人が本当に安心して過ごせる癒しの空間をつくります。
特徴
屋根瓦工事用に屋根職人が自身の経験を元に最適な配合を追求して完成させた『屋根瓦用しっくい』です。屋根漆喰に必要なすべての素材を配合していますので、現場で水練りするだけですぐにご使用いただけます。
安心の自然素材
シックハウス予防
水練りのみで利用可能
- 耐久性能
- ★★★★★
- 調涅性能
- ★★★★★
- 環境性能
- ★★★★★
- 使いやすさ
- ★
- 防火性能
- ★★★★★
定価55,000円(税込)
ご使用上の注意
屋根工事使用上の注意
- 日本瓦は水引きが早いので、やわらかい状態で塗り付け、陶器瓦、くすり瓦は水引きが遅いので幾分かた目で施工してください。
- 厚塗りする場合はドカ付けせず塗り重ねて形を整え盛り付け、乾きをみて充分コテ押えをしてください。
- 夏は2~3 日、冬は10 日程度雨に濡れないようにシートなどで養生をしてください。雨で漆喰が流れたり、硬化不良になることを防ぎます。
- 硬化する前に雨などに打たれ表面が流れた場合は、ただちに整面しコテ押えを行ってください。
- 天候不順などで工期短縮を計る場合は白セメントを約20% 程度混入してください。
壁工事使用上の注意
- 下地がモルタル又は土壁の場合は、砂しっくいで中塗りをしてください。
中塗り後、半乾燥の状態で翌日上塗りを行ってください。
※砂しっくいの作り方……本品に洗砂又は寒水石3 厘を約20kg 混入して練り合わせてください。 - 外壁下地の水引きが強い場合は、下地乾燥後シーラーを塗布してください。
(NS ハイフレックスなど) - 本品にはノリを標準配合していますが、乾燥のはげしい時期には、ヒビ割れ防止、保水性 向上のため、植物性ノリ又は海藻プリを若干増してご使用ください。
- 塗り厚は、こすり、上塗りにて重ね塗りし約2mm の仕上げにしてください。
水引きのタイミングを見計らって各テクスチャーをつけ仕上げてください。
押え仕上げの場合、乾きが早すぎるときは若干水打ちをしてコテ押えをしてください。
- 淡路島生まれ徳島育ち
- 岡田 龍
- プロフィール
高校卒業後、淡路島にて職人を目指して修行を始め、経験を積んでいく。その中で、暮らしを守る屋根工事をより良いものするためには職人としての技術だけでなく、使用する道具や漆喰なども大切であると考え、独自で開発も行う。
Q1. 漆喰職人を目指したきっかけは?
小さい頃からものづくりが好きな子供で、学校でも図工が好きでした。それに出身の淡路島では淡路瓦が盛んで子供の頃はよく近くの瓦屋さんで大きくて迫力のある鬼瓦などを見て遊んだりしていたので自然と将来は職人になって自分も屋根や瓦に携わる仕事をしてみたいと考えていました。
Q2. 仕事をする上で大切にしていることは
なんですか?
私は、高校を卒業後に、屋根の修理を行う職人として修行をはじめました。漆喰職人の修行は想像以上にハードでしたが、もっと良い仕事がしたい一心で修行を続け、今の技術や知識に慢心せず、常に勉強と思っています。
そのため、職人同士で意見を出し合い、施工方法を改善したり、休日は瓦工場などに行っていろいろな知識を吸収するように心がけています。
また、仕事道具は職人の命であると考えています。良い仕事をするためには、自分の手足となる道具にこだわることは当然だと考えていて、修行をはじめてから少しずつ集めた仕事道具は私の宝物です。
Q3. 商品開発でこだわったところは
どこですか?
水酸化カルシウムと、石灰石を焼いて糊やスサを加えて、水で練ったものが漆喰です。
ノリやスサは「つなぎ」として使用されており、主に繊維質のものが使われる事が多いです。糊成分や繊維質については、時代や地域によって使われるものは異なります。これらの配合により漆喰の性能が決まります。長年、漆喰職人として工事を行ってきた経験から屋根にとって最適な配合バランスを追求し、どこにも負けない漆喰を作ることに全力でこだわりました。